おばけエビ/ホウネンエビが元気に育つ育て方

ホウネンエビのオスとメスの違い

エビ博士

こんにちは!小さな町の熱帯魚屋で働く「エビ博士」です!

最近近所の小学生から「エビ博士!田んぼでエビ見つけたよ!どうやって飼うの?」と質問されるので、おばけエビ/ホウネンエビが元気になる育て方を教えます!

右の写真を見てください。田んぼにいる2cm程度のエビのような生物、これがおばけエビ/ホウネンエビです。田んぼにこのエビが現れると、豊作になったことから「豊年蝦」と呼ばれるようになりました。江戸時代には観賞用にされたこともあります。

おばけエビ/ホウネンエビを元気に育てるには、ちょっとしたコツがいるのです。観賞魚屋だから知っているちょっとした育て方の裏技をみなさんに教えます!ぜひ、元気なホウネンエビを育ててくださいね。

ここがポイント 水質と温度管理さえしっかり行えば、おばけエビ/ホウネンエビは冬でも育ちます。
100円ショップで温度計を購入し、水温管理をしっかり行いましょう。水温が低すぎるときは電気毛布の上に水槽を置くと水温が上がります。
ドライイーストなどの餌は綿棒をこすりつけて綿棒に付着したものをパラパラ与えると与えすぎになりません。
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  1. おばけエビ/ホウネンエビの時期と寿命
    子供たちが持ってきたのは、ホウネンエビ(豊年蝦)という甲殻類の生き物。田舎の田んぼに水を張って1週間くらいすると田んぼの中で見つかる生物です。寿命はあまり長くなくて、だいたい1か月くらいです。子供たちの夏休みの自由研究などに最適ですね。
  2. おばけエビ/ホウネンエビのオスとメスの違い
    ホウネンエビのオスとメスの違いは、卵で見分けるのが簡単です。顔の部分も違うけれど、ちょっと見分けるのは難しいかもしれません。卵から孵ったホウネンエビは、だいたい2週間くらいすると右の写真のようにメスが卵を持ち始めるのが見えるはずです。
  3. おばけエビ/ホウネンエビの餌
    ホウネンエビは田んぼの水中の植物プランクトンを食べます。水中の藻のようなものですね。古い水槽や庭に置きっぱなしのバケツは、周りに藻がついて水も緑色になってきます。このような水がホウネンエビの餌になる水です。田んぼの水中の土をすくって水槽に入れておくと自然とプランクトンも発生してきます。
  4. 近くに田んぼがない場合や水が汚れるのがいやな場合は、パンを焼くときのドライイーストを与えます。人間用サプリメントのクロレラでもOKです。一度に与える餌の量は耳かき半分くらい。餌が余ると水が腐ってホウネンエビが死んでしまうので、与えすぎには注意です。
  5. おばけエビ/ホウネンエビの成長
    卵からホウネンエビを育てる場合、カルキ抜きした20度以上の水に乾燥した卵を水に入れ明るい所に置いておくと(直射日光下は温度が上がりすぎるため控えてください)、早くて翌日には小さな小さなミジンコのようなものが生まれます。この状態を「ノープリウス」と呼びます。砂粒よりも小さいのでよ~く見ないと気が付かないかも知れません。赤っぽい色をして水面近くをピコピコ泳ぎます。そして脱皮して大きくなっていきます。生まれたらごく少量の餌を与えてくださいね。
  6. 卵を水に入れて4~5日すると、3~4ミリの小さなホウネンエビに育ちます。10日程で15ミリ位の大きさに。このくらいの大きさになると、メスのホウネンエビに卵らしきものが見えてきます。孵化して1か月ほどで、メスは卵を産み落とします。そろそろ寿命のホウネンエビも出始める頃で、孵化から1か月半ほどで寿命を迎えます。水槽の底の沈殿物には卵がありますので、再度育てたい場合は水をろ過した沈殿物を乾燥保存するか、水につけたままにしておけば1~2ヶ月でまた孵化します。
  7. おばけエビ/ホウネンエビの捕まえ方
    仰向けに泳ぐのが特徴で、のんびりしているように見えますが、捕まえようとするとエビのように素早く逃げます。ホウネンエビは光に寄って来る性質があるため、夜暗くなってから懐中電灯で田んぼの水面を照らすと捕まり易くなります。
  8. おばけエビ/ホウネンエビ用の水のカルキ抜きの方法
    水道の水はカルキ抜きしてから使います。カルキ抜きの方法は、口の広いバケツに水道水をたっぷり入れ、レモン汁を1滴混ぜて直射日光の当たるところに1日置いておけばOKです。(レモンのビタミンCが塩素と化学反応を起こし、酸化ビタミンCと塩に変化)
  9. おばけエビ/ホウネンエビを育てる水槽の温度
    ホウネンエビを飼う水の温度は20度~33度程度です。太陽の光が当たる窓際に置いておくと、すぐに水槽の水がお湯のように温まって、ホウネンエビが死んでしまうので水の温度は注意しましょう。水槽のエアレーション(ぶくぶく)は水槽が大きい場合は必要ありません。水槽が小さい場合は弱いぶくぶくを水面の方に置いて、なるべく水が動かないように設置します。ホウネンエビは流れがある水が苦手です。
  10. エアレーションなしで育てるコツ
    エアレーションなしで育てるコツは、川や田んぼから緑の藻を採取して入れてやれば光合成によって酸素が生まれますのでエアレーションの必要はありません。(ただしイーストやバクテリアも酸素を使うので、与えすぎに注意)また、水を変える際に泡だて器で水を良くかき混ぜて、空気をたくさん含ませた水を1週間に1度程度変えるのも良いです。水は一気に全部変えず、半分抜いて半分新しい水を追加するような方法がホウネンエビにとってストレスが少なくなります。
  11. おばけエビ/ホウネンエビの卵
    ホウネンエビが卵を産んだら、親とは別にします。卵が孵化した幼生を親が殺してしまうためです。卵は耐久卵と言って、乾燥に耐える卵です。日に当てて乾燥させておけば、来年の春にまた飼育することも可能です。

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夏休み自由研究・自由課題人気ランキング

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1位 ディノ伝説 商品説明。とても売れている人気商品です。
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先週購入し現在小さなホウネンエビがひょこひょこと泳いでいます!なんとも癒し系で、子供に買ったのですが家族みんなで毎日眺めて癒されています。(36歳/梅ママ)
口コミ評価: 4
暑くなりすぎたり寒くなりすぎたり季節がずれると飼育が難しいとのことで、5月に購入しようとしたら入荷待ち状態でした。結構人気の商品のようで、しばらく待って昨日やっと手に入れました。孵化するのが楽しみです!(43歳/会社員)
口コミ評価: 5
趣味で金魚を飼っているのですが、金魚の稚魚の餌(ブラインシュリンプ)だと塩水での飼育になり、淡水で生餌を飼育できないかと試しに買ってみました。元気に育ち1か月ほどで卵を産んだので、採取。今後もっと卵を増やし、自家増殖を狙っています。ホウネンエビにはかわいそうですが。(57歳/会社役員)
2位 エビ伝説 カブトエビの飼育キットです。
口コミ評価: 5
カブトエビとホウネンエビの飼育キットを注文しました。別の生き物のほうが楽しいと思って。生まれたばかりの時は小さすぎて子供には見えなかったようですが、3日くらいで子供も成長を楽しみにするくらい大きくなりました。(32歳/テニスママ)
口コミ評価: 4
昨年の春に子供の誕生日にディノ伝説を飼って子供が喜んだので、今年はエビ伝説をプレゼント。安いプレゼントですが子供も色々学ぶようで、毎日欠かさず観察しています。(27歳/オスカー)
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孫にプレゼントしたら喜んでくれました。(60歳/松山百恵)
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ジュラ伝説 アルテミア・サリーナ飼育キットです。唯一海水(塩水)で育つ種類で、魚の生餌としても有名です。
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子供の夏休みの自由研究に、購入しました。孵化後は1か月ほど生き、長く、楽しむことができました。子供も、喜んでいました。(31歳/ワッツ)
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昨年ホウネンエビのディノ伝説を買ったので、今年はジュラ伝説に挑戦!(30歳/主婦)
口コミ評価: 3
子供の観察用に購入。熱帯魚の餌用のアルテミアの卵を別に買い、何度も孵化させて楽しんでいます。増えすぎるので時々こっそりと熱帯魚の餌にしていますが、子供は気づかないようです・・・。(30歳/主婦)
ここがポイント お子さんの自由研究で購入される親御さんは、失敗した時のために種類の違うものを2~3セットまとめて購入される方が多く、販売店の在庫が切れ、入荷待ちになる事の多い人気商品です。
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小さな生物の誕生と短い生涯を終えるまでを観察・学習するのに
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